OKAYAMA Swing Street

カクテルグラス
カクテル講座
Step6   「シェーキングについて」 「ウォッカ・ベース」 「テキーラ・ベース」 「ラム・ベース」


  いよいよ、お待ちかねのシェーク編に突入いたします。

  「シェーク」とは、シェーカーに材料と氷を入れ、シェーカーを強く振り、混ぜる事でございます。
「比重の重いリキュールや、生クリーム、ジュース等、比較的混ざりにくい材料を急速に混ぜ合わせる事」や、 「材料に気泡を加え、飲みやすくす る」、「急速に材料を冷やす」という事が、その目的でございます。 我々は、「シェークする」という事を「シェーキング」と呼んでおります。

このシェーキングの強さやスピード、振る回数等は、その時々により、変わってまいります。 私も、アドバイスは致しますが、経験をつむ事で覚え ていただくより仕方ないでしょう。 シェーキング一つで、全く味が変わってしまうのが、カクテルの楽しさであり、怖さでもあります。



シェーカー

  トップ、ストレーナー、ボディの三つの部分から出来ているシェーカーが一般的です。
シェーカー
左から:  トップ・ストレーナー・ボディ


シェーカーの持ち方
 右利きの方の場合、右手親指でトップを押さえ、右手中指と薬指(もしくは薬指と小指)の間で、 ボディを挟んで下さい。左手中指と薬指でシェ ーカーの底を支え、左手親指でストレーナーを押さえ、 左手人差し指と小指でボディを挟んで下さい。注意点は、手の熱をシェーカーに伝わらせな いように 「掌や指を必要以上にシェーカーに密着させない」という事です。
左利きの方は、左右の手を逆にして下さい。


表 裏


シェーキングの準備
1.ボディに、材料を入れ、氷を入れます。私達は、先に氷を入れ氷を洗浄し角を取り、水を切ってから材料を入れるのですが、慣れないと氷が溶けていきますので、 皆様は後で氷を入れられた方がよろしいでしょう。

2.ストレーナーをはめ、トップをはめて下さい。ストレーナー&トップを同時にはめてしまいますと 余分な空気がシェーカー内に入りますので避けてください。

シェーキング
 我々は一般的にシェーカーを構えた位置から上と下に振る2段振り、もしくは3段振りを致しますが、 最初は1段ぶりが賢明でございましょう。


1段振り・・・ シェーカーを左胸の前に構え、「スナップを使い前方に突き出し、 元の位置に戻す」ピストン運動を15〜18回程度、繰り返して下さい。
生クリームや卵等を使用の場合は倍近い回数シェークしてください。 早く、確実に材料を混ぜ合わし、冷やす事を心がけて下さい

構えのポジション
【構え】の状態
シェーキング
※わかりやすくする為、かなりゆっくり振っています


 以前から「氷のかけらが沢山できるような、ハードなシェークをしない」と言うことを言われる バーテンダーの方が多かったのですが、これは、「氷のかけらが溶けて水っぽくなる」と言う理由です。
 私は、「氷のかけらが溶けないうちに飲めば、水っぽくならない」と思いますし、「氷のかけらが口に入り、美味しい」とも思います。それに、ハ ード・シェイクにより、 気泡が沢山できるので「飲みやすくなる」と言う理由から、ハード・シェイクを採用しております。(作るカクテルにより、ソフト・シェイクをする場合もございますが…。)


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