OKAYAMA Swing Street

カクテルグラス
カクテル講座
Step12 〜気軽にオリジナル・カクテルを創ってみよう〜
「今田俊則オリジナル・レシピ」 「お気軽にオリジナル・カクテルを創ることが出来るレシピ」


今田講師 大変、ご無沙汰しておりました。申し訳ございません。
さて、とうとう、オリジナル・カクテルでございます。

私の店のメニューでも、オリジナル・カクテルを数種、記載しております。
それらのカクテルには、二通りございます。

一つ目は、過去、バーテンダー技能競技大会の創作カクテル、もしくは、カクテル・コンテストにて出品し、その後も御客様の御要望の多いカクテル 。
二つ目は、御客様の御要望にて、作製したカクテルの中で、「これは!!」と、言うものでございます。

私は、オリジナル・カクテル創作に当たり、自分の伝えたいもの等をまずイメージし、色、アルコール度数、香り、味わい等を考えながら、それらの 背景に合うお酒を吟味して調酒し、さらに微調整していくやり方を致しております。
まあ、たまたま、新しいスピリッツやリキュールを手に入れ、何が合うかを考えながら製作したところ、スコブル美味なカクテルが出来上がり、その カクテルのイメージから名前を付けた事もございますが・・・・。

ただ、一般の方の場合、以前、「お気軽カクテル」として、申し上げたように、自由に、好きな物を組み立てていけば宜しいかと思います。
そして、カクテルを召し上がる方の好みで、微調整していけば宜しいのではないでしょうか。例えば、彼女の大好きな、ライチのリキュールをベース にし、パインジュースを加えたところ、「甘すぎる。」と言われた。それならば、チョイとレモンスライスを浮かべたり、レモン・ジュースを加えた りしただけで、サッパリと致します。御家庭で作るのも、我々プロが作るのも根本的には、おもてなしの心でございます。

例えば、私が次のような御注文を受けたと致します。
「アルコールは割と高めでサッパリしたジンベースのカクテルをお任せで!」
この時、注意すべき点は、召し上がる方によって、「アルコールの強い弱いという概念は、かなり違う点」、そして、「サッパリといっても、グレー プフルーツを甘いとおっしゃる方もいれば、酸っぱいとおっしゃる方もいらっしゃると言う味覚の曖昧な点」です。
そこで、私は、ホワイト・レディと言うジンベースのカクテルをチョイスしたと致しましょう。

ホワイト・レディ

使用グラス「カクテル・グラス」 ・ドライジン30ml、ホワイトキュラソー15ml、レモン・ジュース15ml
シェークしカクテル・グラスに注ぐ。

さて、そこで召し上がった方に質問いたします。
「甘すぎますか?」「アルコールがキツイですか?」
そうして、そのお客様のお好みの味と、アルコールが得意かどうか等をつかんでいくのです。
そして、2杯目や3杯目で、より、お口に合うカクテルをお作り致します。

ですから、一般の方が、お作りされる場合でもオリジナルを作るときでも同じです。
飲み手のお好みに合わせればよいのです。
ご自分が召し上がるのでしたら、ご自分の好みの味に仕上げればイイのですが、やはり、味覚と言うものは、人それぞれ違うものですからね。

あなたのオリジナル・カクテルを召し上がる方に、心から「美味しいっ!!」と言われる事は、作り手と飲み手が共有する事が出来る、「グラス1杯 の幸せ」なのでは、ないでしょうか?
以下は、私のオリジナル・カクテルのレシピと、お気軽にオリジナル・カクテルを作る事が出来るレシピ集です。
ご参考に.....。「たった一杯のカクテルで、幸せな気分を味わってください。」


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