OKAYAMA Swing Street
語れば熱き音楽人
「hi-lite」
2001.07.11 福武 三二
   愛し続けて30数年。そう、私にとっては吸い続けてと言うよりやはり愛し続けてなのだ。
今現在、世の中にタバコの種類って何銘柄あるんだろう?
でもそんな事は私にとっては何の意味もない。なぜなら、ハイライト以外は口にしないからだ。
私の中で彼は、愛おしい恋人であり、かけがえのない友なのである。

 最初に彼に出会ったのは15、6歳の時だった。まだまだタバコの味などわかりもしない学生だった。
他の人達も多いと思うが、粋がり、カッコつけて吸っていたことを記憶している。本当の意味でうまく感じだしたのはやはり、高校を卒業してからだったと思う。周りの奴等もその頃はハイライトが圧倒的に多かった。セブンスターの登場するまでは…。
セブンスター  セブンスターが市場に出回り、マイルド何とか、スーパー何とか、1mg何とか等々世の中では健康ブーム、ライト感覚が主流になっていき、それ、体に悪いだの、周りに迷惑がかかるだの、ここでは吸ってはダメ!列車も禁煙車両がどんどん増え、今や国をあげての禁煙ブーム。
確かに喫煙しない人にとってはこれほど迷惑なことはないと思う。
こんな事を発言するとバッシングの対象になることは分かってはいるが、禁煙権があるように喫煙権も当然あってもいいのではないか…とあえて私は言いたい!(禁煙派の方ごめんなさい)なぜなら、ストレス解消に一役もニ役もかっているからだ。仕事の区切りでの一服、スポーツやバンド練習の後、当然食事の後の一服などたまらない …。至福の時とでも言おうか。

 ライブハウスを始めて2年が過ぎ、多くのプロミュージシャン達と出会ってきた。彼等の中になんとハイライト党の多い事。年齢的には若干上の人達が多いが…。
「あなたもですか?」「ハイライト以外はタバコじゃないね」「健康維持のためにはタバコでしょう」とか私にとって嬉しい言葉が返ってくる。
タバコ屋にいっても置いてない所や自販機に入ってないものもたくさんある中、うちの店にあるタバコの自販機には、当然ハイライトは2列並んでいる。
あるミュージシャンが「いろんなライブハウスやホールで演ってきたけどハイライトがしかも2列置いてある店は知らん!」と言って喜んで10箱位買っていたのを記憶している。

 何のことを言おうとしていたのか皆目分からなくなってきたが、人間、年に何回も健康診断を受けていようと、栄養ドリンクを飲んでいようと、食事に気を使おうと、禁煙していようと病気になる時は病気になる。それだったら我慢しながらストレスをためていくより精神的に楽になった方が病気にもかかりにくいのでは…なんて勝手な判断をしながら日夜吸い続けている。
これからも、変に軽くてまずいものより、きつくても自分自身が「うまい!」と感じられるハイライトを吸ってしまうだろうし、人のタバコを見て「そんなのタバコじゃない!」なんて言い続けるだろう。
とにかく、ハイライトなのだ!恋人なのだ!愛しているのだ!これからもタバコはハイライト一本槍!
浮気はしないと誓える!(だれに誓うんじゃ?)

 タバコ万歳!ハイライト万歳!
福武三ニ 2001.07.11


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