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「LIVE at BIRD その2」 |
2001.3.14 岡崎 直樹 |
3月11日日曜日、「中・四国の学生ミュージシャンを集めてセッションをしよう。」という岡大ジャズ研の呼びかけに、約50人のつわものがバードに大集合。初対面同士も結構いたらしいが、挨拶もそこそこに、19時のスタート1曲目から、まさにパワー全開といった快演、熱演の連続だった。
楽器を手にしてほんの数ヶ月の初心者や、思いがあまって失速してしまう者、同じ楽器同士で華々しくバトルを繰り広げたり、なかなかの腕前で、さまざまなレベルのフロントたちをみごとにサポートするリズム隊など、まさに「ユニーク」で、プレイヤーの数だけの個性を、私たちスタッフも共に楽しませてもらった。
最後の [ Straight, No Chaiser ] は、ほとんど全員でソロを回し、1時間近い熱演となり、予定の時間を軽くオーバーしたところで終了となった。しかし本当にあっという間の5時間だった。
最近のジャズは、アクロバティックなテクニックや演出ばかりを追求するあまり、シンプルで楽しい本来のサウンドをどこかに置き忘れてしまっているのでは、と思うのと同時に、不況・不祥事と、大人の世界は何やら嫌なことばかり繰り返しているけれど、彼らのさわやかさの中に、ひょっとしたら明るい21世紀はすぐそこまで来ているのでは、とも思った。
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岡崎 直樹 2001.03.14
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