OKAYAMA Swing Street
「バーテンダー界のトライアスロン」 酒場人語
 皆様、御無沙汰でございました。
ザ・カクテル・バー☆ステラ☆の今田でございます。
まだまだ、暑い日が続いております・・・
皆様、美味しいお酒を適度に飲んで、体調管理をして下さいね。
さて、今回は、私の趣味??のお話です。

 私は、社団法人 日本バーテンダー協会(NBA)の会員でございます。
そして、NBAでは、年に一度、バーテンダーの日本一を決める大会を開催しております。
一般的な営業や、単なるカクテル・コンテストとは異なり、衛生問題を含む学科試験、4種のフルーツを10分以内にカッティングし盛り付けるフルーツ部門、 指定カクテルを目分量で5杯一度に作成し、その正確さを競う課題カクテル部門、オリジナル・カクテルを競う創作カクテル部門、の4種目の合計点を競い合う大会で、「バーテンダー技能競技大会」といいます。
バーテンダー界のトライアスロンですね・・・。
過去、我が岡山支部の、「カクテル・バー サムサラ 横山和久氏」が、日本一の栄冠を手にしております。私も横山氏の横に並びたいものです。 私は、全国大会には、「タカラ・カクテル・コンペテション」に出場した事がございます。
これは、「カクテル・コンテスト」でした。

 バーテンダー技能競技全国大会には、各地区の代表20名が出場いたします。
まず、支部予選を行います。岡山県には、岡山支部と倉敷支部がございます。中国地区本部大会には、各支部予選を勝ち抜いた選手、約20名が出場いたします。そして、合計点の上位2名が、全国大会へと駒を進めることが出来ます。

 ちなみに、来年は、中国地区大会が無いので、今年の中国地区大会で、1位と3位の選手が、今年の全国大会(新潟)に出場し、2位と4位の選手が来年の全国大会(神戸)に出場する事となりました。
私は、学科1位、フルーツ3位、課題3位、創作1位で、総合3位となり、9年間の念願であった全国大会へと駒を進めることが出来ました。

 人間、やれば出来るものなんですね・・・。
過去、中国大会で何度か入賞しておりますが、今から考えると、去年までの私は、とても全国レベルの選手では、なかったような気がしております。
人間、やれば出来るものなんですよ!!!
過去、何度も諦めようと致しましたが、どんなに地の底にいても、それに腐ることなく、続けてさえいれば、這い上がることは出来るのです。

 ただ、這い上がるために、犠牲にしたものもあります。
やりたい事を多少、犠牲にする覚悟があれば、這い上がる事が楽になるのでしょうか??
私は、悟りを開いたわけではないので、良く分りませんが・・・。

 冒頭で、「趣味」と申しましたが、この大会で日本一となっても、直接、仕事に結びつくというものでは、ないのです。ですから、趣味なのです。
大会に出場されないバーテンダーの方にも、素晴らしい方が、おいでですし・・・。
しかし、間接的には、影響もございます。練習により、技術が向上いたしますし、様々な研究によって、視野がひろがったりいたします。
そして、大会が終われば、ノーサイドですから、全国大会出場選手の間で、技術や知識の交換もできますしね。

 10月12日、新潟での全国大会に向け、熱く、修業していかねば!!
とは、いっても、私は、そこまで真面目な人間ではなく、「ふしだら者」なので、自分を戒めなければなりませんね(笑)。

 皆様も、御仕事やプライベートで、地の底に居るような思いをされたことがありますか?
やはり、這い上がるのは、気持ちのいいことですよね!!
這い上がっている人間は、輝きを放つものですよね。
私と一緒に頑張りましょう!!!

 それでは、これからも、楽しいお話をさせていただこうと思っております。
御意見お待ちしております。
それでは、皆様、又、次回お会い致しましょう。

2003/09/20 今田俊則
 

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